第4回 グレゴリオ聖歌からポリフォニーへ
今回はグレゴリオ聖歌から、多声音楽(ポリフォニー)へ、西洋音楽がどのように発展していったのかを見ていこうと思います。
音楽史観点から言うならば「単声で歌われていたグレゴリオ聖歌から、自然発生的に平行したり、ドローン(持続低音)を付けたりすることで2声へと発展していった」といっ
第3回 ネウマとは
ネウマという語はギリシャ語ですが、現代の辞書でネウマυενμαをひくと「うなずき」という訳語があてられています。なんだかよくわかりませんね。ニューグローブ世界音楽大事典によると「4世紀の文法家コミニアヌスの弁として「意図の仲介者」すなわち「記号」あるいは「合図」を意味する」とあり
第2回 バッハの作曲した曲種、様式、技法
今回は彼の作品からそのすそ野の広さを見ていこうと思います。
多彩な作曲ジャンル
J. S. バッハが作曲した曲のジャンル実に多岐に渡っており、オペラ以外はほとんど書いてしまったのではないかと思わせる程です。(世俗カンタータの音楽的構造は、レチタティーヴォ、アリア、重唱、合唱等
第1回 バッハはいかにしてバッハとなったか
このブログでは、サリクス・カンマーコアSalicus Kammerchorのやろうとしている音楽について、少しずつお話をさせていただきたいと思います。
第一回目の今回は、まずざっとアウトラインを示して、個々の詳細については次回以降書いていこうと思いますのでそちらも是非ご覧く