第2回定期演奏会チラシ完成!
今年5月に行われる第2回定期演奏会のチラシが完成いたしました!


デザインはJapan Youth Choirで知り合い、櫻井の10年来の友人である剪画作家の吉田健嗣さんです!
剪画とは
剪画は一枚の黒い和紙をナイフで切抜き、台紙に貼って完成させる絵画です。細かい技法は色々ありますが、主に黒い和紙を使い、古くから伝わる技法を用いて台紙に糊で貼るという技術が中心となります。基本的には黒和紙の色を活かし、白い紙に貼ってモノトーンのまま完成させる作品と、彩色を施して完成させる作品とがあります。
「剪画」という名称は、それまで使われていた遊技的な意味合いの「切り絵」から、完成させた芸術作品として区別するために新しく作ったものです。「剪」の字は元来切るという意味で、有名な中国の剪紙などもこの文字を使っています。「剪画」には、刀を使って切り抜く芸術という意味が込められています。
剪画によって描かれるモチーフは様々で、特に制約はありません。「剪画は、日本の伝統的な技法と素材を現代に活かし、新しい」芸術の分野を確立したアートです。
(日本剪画協会ホーム―ページより)
実はわたくし櫻井もかつて吉田健嗣さんの作品のモデルになったことがあります。
その作品がコチラ!

作品名『迷夢(めいむ)』
地の黒の紙の上に和紙がのっていて、グラデーションになっているところは、その和紙を半分削っているそうです。
そして健嗣さんの作品で私のお気に入りはコチラ!


作品名『霊羽衣(たまはごろも)』
いやー素敵過ぎですよね。
さて、今回のチラシについては、以下のようにオーダーしました。
「テーマは死ですが、それをネガフィルムにしてポジ写真のように映し出された生の輝きの方にスポットが当たるような演奏会にしたいと思っています。
そんなようなイメージでお願いしたいです。 メレテタナトウはプラトンの弁で、死の技法というような訳語があてられています。
キリスト教の演奏会にギリシャ哲学の術語をテーマにしたのは挑発的な感じもありますが、僕の死生観が、キリスト教というよりはそちらに近いからです。」
このオーダーに対し健嗣さんは、ドライフラワーをモチーフにするというアイデアで応えてくれました。
表の花はガーベラ、ガーベラの花言葉は「希望」その中でピンクは「崇高美」
裏はスターチス、花言葉は「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」、ピンクは「永久不変」なのだそうです。
当初はどちらかを表に使って、裏は普通にシンプルに白黒の予定だったのですが、どちらも捨てがたく、決めかねてしまって、結局両方使うという暴挙に出ました(笑)。
名付けて両A面チラシ!
私たちの演奏の雰囲気を伝える素敵なチラシに仕上がったと思います!
紙媒体で届くのはもう少し先ですが、近日中に皆様のお手元に行きわたることと思います!
お楽しみに!
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【次回公演】
Salicus Kammerchorの次回公演は『第3回定期演奏会』です。
4月22日(土)14:00開演
横浜市栄区民文化センター リリスホール
4月27日(木)19:15開演
台東区生涯活動センター ミレニアムホール
曲目
”Lobe, den Herrn alle Heiden” BWV 230
”Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226
他
詳細はコチラ↓
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【最新動画配信!】
第2回定期演奏会より、Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonisを公開中です!
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