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サリクス・メンバーの声 第7回

 初めまして!指揮・ピアニスト・アンサンブル歌手の3本柱で活動させて頂いております、谷本喜基と申します。  サリクスさんとは第1回演奏会からのご縁です。今回もしっかり頑張らせて頂きます!

 世の中には沢山(すぎる!)の音楽で溢れておりますが、その全ての原点は歌です。  もともとはピアノ専攻でしたが、歌の勉強を始めてから、よりピアノや指揮での「カンタービレ」が楽しく、また難しくなりました。  以前は軽々と流していたフレーズが「流せなく」なったのです。

 今まで、いかに惰性で指と身体を動かしていたか気づかされました。

 一見スラスラと指が動いて流れている私のピアノには、息遣いがあまりにも欠けていました。

 以前から「バッハとモーツァルトはどうして本番であんなにも緊張するのか」疑問だったのですが、最近ようやく分かって来た気がします。  初見で弾く分にはそこまで苦労しないのに、仕上げるとなると気が狂ったように練習しないとなりません。

 楽譜に書かれていないこと、つまり息遣いを一つ一つ読み取り、くり返しくり返し弾かないといけません。

 サリクスさんとのご縁で「ネウマ」に触れてから、よりその心は強まりました。  グレゴリオ聖歌はずっと単旋律。ページにしたらA4の半分ぐらいしかない楽譜に、あまりにも多くの事が詰まっています。  先ほど申し上げた「息遣い」、口伝だったそれを必死になんとか記号にして後世に残そうとして、あのうにょうにょが誕生したのだと思います。  正直、名称と形を覚えるのは大変です。受験時代の怒濤の英単語暗記を思い出します。  しかしこのミクロの積み重ねを経て、一度聖歌を通した時に、空間を舞う音の重力・息遣いに魅了されてしまいました。

 これは間違いなくココ(Salicus)でしか味わえません。2回公演、あなたはどちらにお越しになりますか!?  私たちの、ネウマから始まる声楽ルネサンスを是非味わいにいらしてください。

 

最後に演奏会の宣伝をさせてください!

メンバーの声第3回に登場した富本くん主宰の「歌譜喜」と「八咫烏」に、私も所属しております。

その「歌譜喜」の4thコンサートが6/3と6/5に千葉と府中でございますので、宜しければお越し下さい!

今年は御陰さまでハイレゾCDもリリースさせて頂きました。有名ナンバーから新曲委嘱まで、フットワーク軽めでモリモリ活動しております。

6月よりも前、5/5に府中のショッピングセンター「くるる」でもCD発売記念コンサートも行いますので、お近くの方は是非!

私たちの詳しい情報はFacebookページにて!

 

バス

谷本喜基(たにもと よしき)

 東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学在籍中より指揮者・伴奏ピアニストとしての活動を始め、これまで数多くの歌手・器楽奏者とピアノで共演。指揮者としては都内各地のオペラや合唱団を指揮、いずれも好評を博す。  ヴォーカルアンサンブル「歌譜喜」「八咫烏」メンバー。Hill’s Road Chorusピアニスト。東京ユヴェントス・フィルハーモニー合唱団・オルフ祝祭合唱団・La calorosa aria・ちょうふアルモニア合唱団・Chor FLAT・ラブフロイデ・ピアチェーヴォレ・赤坂ベルクワイヤ指揮者。上野バロックソロイスツ代表。日本フォーレ協会会員。

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【次回公演】

Salicus Kammerchorの次回公演は『第3回定期演奏会』です。

4月22日(土)14:00開演

横浜市栄区民文化センター リリスホール

4月27日(木)19:15

開演台東区生涯活動センター ミレニアムホール

曲目

”Lobe, den Herrn alle Heiden” BWV 230

”Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226

詳細はコチラ↓

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【最新動画配信!】

第2回定期演奏会より、Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonisを公開中です!

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