第56回 巨匠たちの系譜

 前回は新シリーズ「ハインリヒ・シュッツの音楽」全体のお話をいたしましたが、今回はそのvol.1「巨匠たちの系譜」のプログラムの選曲コンセプトをお話したいと思います。


前回の記事→第55回 ハインリヒ・シュッツの音楽

前半プログラム


1.グレゴリオ聖歌「キリエ 善きことの泉」ミサ通常唱2番

2.ジャン・ムトン「グロリア」ミサ〈あなたの考えを教えて〉

3.アドリアン・ヴィラールト「クレド」ミサ〈羊飼いたちとともに探し求めよう〉


4.ハインリヒ・シュッツ「キリエ、永遠の父なる神」SWV 420

5.ハインリヒ・シュッツ「神にあらゆる栄光と賛美がありますように」SWV 421

6.ハインリヒ・シュッツ「唯一の神を信じます」SWV 422


 シュッツは生涯に2度イタリアで勉強していますが、最初の留学ではジョヴァンニ・ガブリエーリに学びました。前半プログラムはこのジョヴァンニのおじ、アンドレーア・ガブリエーリの師であるアドリアン・ヴィラールト、そしてヴィラールトの師であるジャン・ムトンの作品をとり上げます。