第34回 第3回定期演奏会 各曲について(その3)
第3回定期演奏会曲目解説シリーズ
グレゴリオ聖歌 復活徹夜祭のための詠唱/ピエール・ド・ラリュー/ルードヴィヒ・ゼンフル「諸国よ主をほめ讃えよ」
トマス・タリス/トマス・ルイス・デ・ビクトリア/クラウディオ・モンテヴェルディ「諸国よ主をほめ讃えよ」
その3 (この記事)
ガルス・ドレスラー/ ミヒャエル・プレトリウス/ハインリヒ・シュッツ/ザムエル・シャイト/ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「諸国よ主をほめ讃えよ」
その4
グレゴリオ聖歌 死者のための聖務日課より応唱「私は信じる、贖い主は生きておられると」
ギヨーム・デュファイ「めでたし天の元后」
ジョスカン・デ・プレ「われらの父よ/アヴェ・マリア」
ハインリヒ・イザーク「誰が私の頭に水を与えるのか?」
その5
ニコラ・ゴンベール「至高のジュピターの子、ミューズよ」
ハインリヒ・シュッツ「それは確かに真なる」
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「御霊は我らの弱きを強め給う」BWV 226
第3回定期演奏会の解説、その3は前半プログラムの後半5曲についてお話しています。ドレスラー、プレトリウス、シュッツ、シャイト、そしてバッハの作品です。
これまでの作品はラテン語によるモテットでしたが、この5曲はみなドイツによる作品です。フランドルの技術やイタリアの作法がいかにドイツへ伝わり、土着のドイツ独自の民族性と交わっていったか、とっても興味深いです!
ガルス・ドレスラー(1533-1580)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Gallus Dreßler “Lobet den Herren, alle Heiden”