

Ensemble Salicusメンバーの声
Ensemble Salicus Salicus Kammerchorから生まれた声楽アンサンブル。グレゴリオ聖歌を主なレパートリーとする。10世紀頃に書かれた「古ネウマ」を手がかりに、グレゴリオ聖歌の歌唱法を模索している。特に特殊ネウマ(装飾ネウマ)と呼ばれる、クィリスマ、オリスクス関連ネウマ、トリゴン、アポストロファの演奏法については、微分音にも着目し、グレゴリオ聖歌における装飾的な演奏法を追求している。 今回のブログは、10月18日に本番を迎えます、Ensemble Salicusのメンバーからの、演奏会に向けての意気込みを紹介いたします。 櫻井元希 Ensemble SalicusはSalicus Kammerchorから生まれた声楽アンサンブルです。 Salicus Kammerchorはグレゴリオ聖歌の歌唱法をその後の音楽にも活かし、特にJ. S. バッハの声楽曲の演奏をこの観点から見直そうというコンセプトを持っています。 特に10世紀頃に記されたグレゴリオ聖歌の記譜法「古ネウマ」を手がかりにして、演奏法を模索していますが、このグレゴ

第38回 Ensemble Salicusデビューコンサートの概要〜ミサ式次第に沿って
いよいよEnsemble Salicusのデビューコンサート、グレゴリオ聖歌とフランドル・ポリフォニー〜単旋律聖歌の魅力とそれに育まれた多声音楽〜の公演が迫ってまいりました。 今回はこの公演で演奏いたします曲目をざっくりと説明したいと思います。